学校における治療への配慮

学校に通うことは、子どもの生活において重要なことです。小児がんと診断された後に学校に戻ることは、子どもが日常生活を取り戻す上での大切な第一歩です。学校に戻ることによって、感染症など何かをもらってくるリスクはありますが、学校へ戻ることによる利益の方がリスクをはるかに上回ります。友だちとの交友関係を続けることやクラスメイトとの日常的な接触は、子どもが精神面で正常な発達をする上で、学業と同じかそれ以上に大切なことなのです。

小児がんの患児は、髪の毛が抜けたり、元気がなかったり、内出血(紫斑)の存在や鼻血の可能性が増えるなど、目に見える身体上の変化が生じます。また、短期的な変化としては、体重の増減、気分のむら、顔が真ん丸になる、身体の運動を全体的にうまく制御するのが難しい、筋肉が弱くなる、放射線を照射した部位が青あざのように見える、などの症状があります。

がんの治療を受けている多くの患児には倦怠感があります。その場合、患児は「疲れた」「つらい」「悲しい」などと表現します。こうした疲労感はかなりつらいことがあるので、学校の授業の合間に仮眠を必要とする場合や、半日しか学校に来られないこともあるかもしれません。疲労を感じるせいで、体育の授業に参加できないこともしばしばありますが、自分ができると思う範囲内でやるように励ましてあげるべきです。

 

学校の支援

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