軟部肉腫の診断

 

筋肉、脂肪、線維組織のような身体の結合組織に生じるがんは、通常「肉腫」であると考えられます。小児に最も多い肉腫は、横紋筋肉腫(筋肉)、骨肉腫(骨細胞)、ユーイング肉腫(骨内または骨外)です。

しかし、米国で毎年約900人の小児と若年者が診断されている軟部腫瘍は50種類以上もあります。

  1. 滑膜肉腫
  2. 悪性末梢神経鞘腫瘍
  3. 線維形成性円形細胞腫瘍
  4. デスモイド腫瘍
  5. ラブドイド腫瘍
  6. 類上皮肉腫
  7. 軟骨肉腫
  8. 胞巣状軟部肉腫
  9. 未分化間葉肉腫

軟部肉腫の症状は発生した部位によって異なります。例えば腕や脚の腫瘍は、しこりや関節部分の腫れ、痛みを引き起こす場合があります。肉腫は非常に希少な疾患なので、小児や若年者のがん治療の経験が豊富な医療機関で治療を受けることが重要です。このような専門の医療機関では、診断確定のための生検を治療に悪影響を及ぼさない形で確実に受けることが可能となります。

軟部肉腫のリスクが最も高いのは、神経線維腫症やリ・フラウメニ症候群の遺伝家系のお子さんです。これらの遺伝性疾患のお子さんは横紋筋肉腫を発症するリスクも高いです。しかし、このような遺伝疾患を伴う症例は全体から見ればごく一部分を占めているに過ぎません。これらの遺伝性疾患は小さいときから受診が必要なので、そのようなケースであるかどうかを親御さんは既にご存知です。

米国版の更新時期: 2011年7月
日本版の更新時期: 2012年3月

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