ホジキン病の治療

INDEX

ホジキン病の治療の最終目標は、他のほとんどのがんと同様に、晩期合併症を最小限に抑えながら治癒をめざすことです。小児や若年者のホジキン病のほとんどは腫瘍を取り除く手術だけでは治せません。病期Ⅰと分類され、かつ医師が手術で腫瘍を完全に取り除くことができる場合には手術だけで対処できる亜分類(リンパ球優位型の組織分類)もありますが、多くはありません。

ホジキン病の患児のほとんどは化学療法によって治療が行われ、その多くは放射線治療も含む「集学的治療」を受けます。注意深く選ばれた患児は化学療法だけで治療が行われます。ホジキン病の治療が一旦成功した後で再発した場合、あるいは定型的な治療に反応しない場合(難治性)には、幹細胞移植が行われます。治療チームは各自の状況にあわせた最良の選択肢について話し合います。

初期治療は、ホジキン病の亜分類はもちろんのこと、病期分類と腫瘍量(病巣の大きさ)によっても異なります。ステージⅠAやⅡAのような悪性度が低い病期(あるいは早期の病期)の患児は、悪性度が高い病期の患児よりも少ない化学療法で済みます。治療の全体量は、患児が初期治療に対して素早く反応する患者(RER)と認定されるか、あるいは初期治療に対してゆっくりと反応する患者(SER)と認定されるかどうかで決まります。現在、RERの患児は、SERと認定された同じ病期の患児よりも全体的に少ない量の治療を受けています。ほとんどの患児は化学療法と放射線治療の両方で治療されていますが、同じように高い生存率を維持しつつ、放射線治療なしで治療できるRERの患児を見分ける試みが進行中です。

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臨床研究(臨床試験)

米国では、がんの患児の大部分が臨床研究(臨床試験)に参加しています。このような参加率の高さは小児がんの治癒率を改善するのに不可欠です。 研究者は、治療法を改善し、かつ、がんの性格とその原因について理解を深めるために様々な研究を計画します。臨床試験は慎重に審査され、誰でも登録できるようになる前に正式な科学的手順を経て承認されなければなりません。登録中の臨床試験で、お子さんに“適格性がある”場合には、参加するように依頼されるかもしれません。複数の研究に参加するように依頼されることもあります。

特定の研究への適格性があるかどうかは、年齢、がんの部位、病気の広がりやその他の情報によって判断されます。通常、科学的に有効な研究を行うために研究者は研究対象者が的確かどうか厳密に調べなければなりません。さらに研究者は研究の間、厳密に同じ制約に従わなければなりません。

患児に複数の研究(臨床試験)への適格性がある場合、主治医はそのことについてインフォームド・コンセントのための面談(カンファランスと呼びます)を開いて親御さんと話し合います。親御さんがお子さんを研究に参加させたいと思っているか否かに関係なく、主治医は参加することによる潜在的なリスクや、親御さんが決断するために必要なその他の情報について説明してくれます。研究に参加するかどうかをいつでも選択することができます。

お子さんを研究に参加させることを選んだ場合、主治医はその研究の結果からどのような情報を得ることができるのかを説明します。研究の最終的な結果は、一般の方および他の研究者に知らせるために公表されます。どのような研究においても個人が特定されるような情報は公表されません。

様々な種類の研究について詳しく知るためには、このウェブサイトの臨床研究(臨床試験)の項目を参照してください。

米国版の更新時期: 2011年9月
日本版の更新時期: 2012年3月

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