脳腫瘍(中枢神経系腫瘍)

中枢神経系(CNS)は脳および脊髄で構成されています。脳と脊髄は生命維持に不可欠な呼吸、心拍、運動、思考、学習などの機能を制御している重要な器官です。また、脳で産生される大切な物質(ホルモン)は、体内の多数の器官を刺激したり制御したりしています。この極めて重要な部位に発現する腫瘍には、独特の性質や症状が多くみられます。

脳腫瘍は1種類の腫瘍ではなく、いくつかの異なるタイプの腫瘍があります。

脳腫瘍は15歳未満の小児における固形腫瘍のうちで最も多く、米国では、この年齢における小児がん全体の約20%を占めています。脳および脊髄の腫瘍に関するその他の重要なことがらを以下にあげます。

  • 脳腫瘍はどの年齢層にも見られ、脳および脊髄のどこにでも発生し得ます。しかし、小児においては、ある特別な種類の腫瘍が脳の特定部位に発症しやすい傾向があります。
  • 脳腫瘍は腫瘍細胞の種類と、腫瘍が進展した脳の部位によって分類されます。
  • 通常の腫瘍のような「良性」と「悪性」という定義は、中枢神経系腫瘍においてはあまり役に立ちません。脳および頭蓋骨内は”大きさが変わらない箱”のようなものなので、たとえ「良性」の腫瘍や進行が遅い腫瘍であっても、深刻な事態を引き起こすことがあるためです。
  • 脳腫瘍の大半は、中枢神経系(脳または脊髄)以外の遠隔部位へ転移したり、広がったりすることはめったにありません。しかし、局所的に再発したり中枢神経系の他の組織に広がったりすることはよくあります。

米国版の更新時期: 2011年9月
日本版の更新時期: 2012年7月

 

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