悪性黒色腫(メラノーマ)

悪性黒色腫(以下、黒色腫)は、皮膚、体毛、目などの色素をつくる細胞から発生する皮膚がんです。大半の黒色腫は皮膚に発生しますが、眼に発症する場合もあります。

黒色腫は皮膚がんの中で、最も多いがんではありませんが、最も重篤ながんです。米国では毎年、20歳未満のうち約450人が黒色腫と診断されています。

小児の黒色腫の原因についてはほとんどわかっていませんが、小児に黒色腫を発症させる可能性が増す条件はいくつかあり、それは以下の通りです。

  • 胎盤を通して母体から胎児に腫瘍が通過したことに起因する誕生時からの黒色腫(先天性の黒色腫)の存在
  • 非常に大きなほくろ(巨大な先天性母斑)の存在
  • 色素性乾皮症と呼ばれる稀な病気と診断された場合
  • 神経皮膚黒色症という稀な病気である場合
  • Werner(ウェルナー)症候群
  • 遺伝性網膜芽腫の病歴
  • 骨髄または腎臓の移植後、あるいはHIV感染症による免疫機能の低下

 

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