面談に参加する人

 面談(インフォームド・コンセント、意思決定のための場)には、主治医の他に、次の人が出席する可能性があります。

  • 看護師など、治療チーム。
    (家族が説明内容を十分に理解できた面談には看護師も出席していた、ということが分かっています)
  • 研修中の医師(大学の附属病院の場合)
  • 親族、家族の親しい友人
    (米国では、聖職者のような精神的アドバイザーやカウンセラーを連れて来る家族もいます)
  • ソーシャル・ワーカー、カウンセラー
    がん領域専門のソーシャル・ワーカーやカウンセラー。面談時の同席や、面談後も相談できます。

 親は、患児も同席させるか、他の誰かにも同席してもらうかを決めることができます。面談時は主治医の説明に集中する必要があるので、幼いきょうだいがいる場合には親族や友人に預けるなど調整するとよいでしょう。年齢が少し上のきょうだいだと、彼らがどのように感じているかにもよりますが、面談に参加したいと言うかもしれません。面談の一部にだけ同席させて、彼らがいない時に聞きたいことを気軽に聞けるようにすることもできます。
 すべての家族にベストな答え、というのはありません。親は患児と自分自身のことは一番よく知っていますが、看護師、ソーシャル・ワーカー、カウンセラー、または自分と家族のことをよく知っている支援的立場の人などに相談してもよいでしょう。

 

日本語版更新:20206
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