小児がん経験者のためのガイドライン

小児期、思春期、若年成人期のがんを克服した経験者のための「長期フォローアップに関するガイドライン(The Childhood Cancer Survivor Long-Term Follow-Up Guidelines)」は、米国小児がん研究グループ(The Children’s Oncology Group、略称:COG)と看護教育・晩期合併症対策委員会との共同研究によって開発されました。このガイドラインの目的は以下の通りです。

  • 小児がんを治療したために発症する可能性がある晩期合併症のスクリーニング検査と管理方法について、推奨される情報の提供
  • 晩期合併症の可能性についての啓発
  • がん経験者に対して行われる長期フォローアップの標準化と強化

このガイドラインは、小児がん経験者に対して日々の健康管理を指導する臨床医のための情報源として開発されました。特に症状がなく、経過観察のために定期的に受診する小児がん、思春期がん、若年成人がんの経験者に適した内容です。臨床的にみて病気や臓器の機能不全を示唆する症状や徴候がある経験者は、より多くの検査や詳しい診察が必要となります。

『長期フォローアップに関するガイドライン』の関連情報として、起こりやすい晩期合併症について詳細な情報をさらに提供するために、「健康関連情報リンク(Health Links)」も掲載されています。

「長期フォローアップに関するガイドライン」 および 「健康関連情報リンク」

http://www.survivorshipguidelines.org/(※訳注:英文サイトです。)

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